FIRE運動とは?経済的自立と早期リタイアについて考える
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あなたはいつ引退する予定ですか?65歳ですか?70歳ですか?いずれにせよ、好きなことをして老後の生活を楽しみたいと考えているのではないでしょうか。
ただ、年を取ってからだと、若いのように身体が言うことを聞かず、やりたいことを全部実現するのは難しいかもしれません。
お金はあっても、バイタリティがなくなってきて、結局、何のためにお金を貯めてきたのか、ということになってしまいます。
では、アーリーリタイアできるチャンスがあるとしたらどうでしょうか。
最近では投資や資産運用以外にもフリーランスなどの自由度の高い働い方を選択する人も増えていて、FIREという言葉も注目されるようになってきました。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的自立を早く達成するために、支出を減らし、投資を増やすことを目指す概念、運動、ライフスタイルのことです。
できるだけ早くリタイアすることがこの運動の成果となります。
これは、従来の定年退職年齢よりもはるかに早く退職できるように、極端な節約と投資を行うものになります。
FIREの歴史


FIREの概念は、1992年にヴィッキー・ロビンとジョー・ドミンゲスによって書かれたベストセラー「Your Money or Your Life」のリリースに端を発しています。
その後、2010年にジェイコブ・ルンド・フィスカーの「アーリーリタイアメント・エクストリーム」という本が出版され、FIREの概念に拍車がかかりました。
これらの本は、ライフスタイルをシンプルなものに変え、投資でより多くの収入を得ることで、経済的自立を早く達成することに焦点を当てたものでした。
多くのオンラインプラットフォームやブログがFIREの普及に貢献していますが、伝統的なメディアでさえ、時折FIREのコンセプトを取り上げることがあるくらいです。
経済的自由を手に入れ、早期にリタイアすることは、労働によって賃金を得ている人々の夢の一つであるため、このコンセプトは大きな注目を集めるようになったのです。
FIREを理解する
多くの人々は、FIREという言葉に影響を受けるようになりました。
ただ、専門家は、FIREは単に早くリタイアすることではない、と言っています。
FIREの最大の目的は、経済的自由を得ることで、その結果として、働くか働かないかの選択肢を持つことになります。
FIREは、積極的な貯蓄と投資によって達成されます。
多くのファイナンシャルプランナーや専門家は、毎月10~20%の貯蓄率を維持することを推奨しています。
貯蓄のための最も有名な習慣の1つは、50-30-20ルールです。
アメリカの上院議員エリザベス・ウォーレン氏は、著書『All Your Worth』で、いわゆる「50/20/30予算ルール」を普及させました。
これは、月収を大きく3つ(50%、30%、20%)に分けるというルールです。
月収の50%を必要なものに、30%を欲しいものに、そして20%を貯蓄に充てるというものです。
しかし、FIREは他の貯蓄ルールに比べて、はるかに極端で積極的なアプローチについて話しています。
FIREの概念によれば、貯蓄率が上がれば上がるほどリタイアまでの時間は短くなるからです。
つまり、FIREのライフスタイルを実践する人は、常に支出以上の貯蓄を心がけ、貯蓄率は50~75%を目安にするのです。
FIREの仕組みは?
FIREは、主に2つのルールに基づいています。
25倍ルールと4%の引き出しルールです。
FIREのプロセスを適用するには、まず年間支出額の合計を計算して年間支出に25をかけます。
それがあなたの目指すべき貯蓄の目標です。
例えば、年間の出費が200万円だとした場合、5,000万円まで貯めることを目標とします。
その金額が貯まったら、早期退職してその金額から毎年4%ずつ引き出せば生活していくことができます。
さらに効果的なのが、その資金を継続的に運用することで配当を受け取る仕組みを作ることです。
FIREの3つのタイプ
FIREに向けた取り組みは、誰もが実行できるような雛形がありません。
貯蓄したい額、使いたい額は人によって違いますし、貯蓄する金額の割合も人ぞれぞれ違ってくるからです。
ただし、FIREには3つのアプローチがあると言われています。
ファットFIRE
多額の貯蓄とその他のパッシブ収入でアーリーリタイアできることです。
Fat FIREの方法をとる人は、リタイア後の生活費を心配する必要がありません。
現在のライフスタイルを変える必要はありません。
しかし、そのためには、最も積極的な貯蓄と綿密に計画された投資戦略が必要です。
リーン FIRE
リーンFIREは、リタイア後に質素で最小限の生活を送ることに重点を置いています。
人によっては、必要最低限の生活をしていて、あまりお金を必要としない人もいます。
彼らは常に低コストのライフスタイルを好んで選択します。
出費を抑えるミニマムな生活を厭わないことが、リーンFIREを実践する上で重要なのです。
年収と4%ルールから考えると、彼らは早期にFIREに到達できるかもしれません。
バリスタFIRE
ファットFIREとリーンFIREのハイブリッドです。
貯蓄とパートタイムやギグワークを組み合わせることで、リタイア後もミニマリスト以上のライフスタイルを維持する。
FIREのライフスタイルを誰でも実践できる方法とは?
FIREの成功は3つのポイントにかかっている。積極的な貯蓄、最低限の支出、そして時間です。
まず理解しておかなければならないのは、ファイアは投資戦略ではないということです。
ライフスタイルなのです。ライフスタイルを調整することで、経済的自立を果たし、早期にリタイアすることができるのです。
そこで、以下は、あなたが実践できるライフスタイルの変化の例です。
- 毎月の住居費を下げる
- オンライン決済の無駄な利用を減らす
- 携帯電話やインターネット料金を減らす
- 新車ではなく、中古車を購入する
- 外食費を減らす
- 低価格のスーパーマーケットで買い物をし、食費を減らす
上記は、誰でも実践できるライフスタイルの変化の例です。
しかし、上記を実践するだけでは十分ではありません。
受動的な収入を加える必要があります。
そうすれば、月収が増えます。
以下は、あなたのFIREジャーニーを強化するためにできるいくつかのステップです。
- FIREの旅の計画を始める
- 経済的な規律を守る(出費を抑える)
- 月収を増やす方法を探す
- 貯蓄と投資を優先させる
- 賢明な投資
- コミットメント(FIREのライフスタイルに専念する)
まとめ
FIREとは1992年以降に世界的に広まった金融運動です。
「Financial Independence, Retire Early(経済的自立、早期退職)」と表現されます。
FIREの実践者は、積極的な貯蓄とミニマリストのライフスタイルで経済的自立を達成することに重点を置いています。
経済的自立と早期リタイアのためには、投資とパッシブ収入が重要です。
そこで今回は、FIREのコンセプトと、誰でも実践できる方法についてお話しました。
不動産クラウドファンディングのような投資は、副収入を得るための良い選択肢です。
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この記事を書いた人
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