コラム

働き方改革は、あなたの”お金”の使い方にどのような影響を与えるのか?

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不動産クラウドファンディングの比較サイト-クラウリングです。

「働き方改革」という言葉が叫ばれるようになってはや数年。あなたの職場では、ここ数年で何か変わったな~と思うことはありますか?

最近ではNTTが、勤務形態を原則テレワークにすることを発表して話題になりましたね。出社は出張扱いで交通費は全額支給。住む場所の制限がなくなり、転勤や単身赴任といった概念も実質なくなることになります。かなり思い切った改革ですよね。

さすがにここまでの改革はなかなか無いと思いますが、コロナ禍で一部だけでもテレワークを導入したり、時差通勤(フレックスタイム制度)を取り入れたりした会社は少なくない印象です。

今回は、そんなここ数年での変化と、それに伴うお金の変化についてご紹介します。

テレワークと電気代

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この夏は節電して下さい!などと呼びかけられておりますが、ただでさえ電気代高いし、上がっているのに、言われなくても節電したいですよね?

でも、ここ数日関西でも梅雨入り宣言が出たにも関わらず日差しがきつい真夏日が続き、夜も30℃超え。私もさすがにクーラーをつけました。

これからますます暑くなると思うと、今から恐ろしいですね。(暑さも電気代も…)

そんな中、テレワークをすると家にいる時間が長くなり、当然エアコンを付ける時間も長くなります。その分、出勤していた頃より電気代が高く付くのはもちろん、極端な言い方ですが、これまで昼間はオフィスのエアコンだけが稼働していれば良かったところが、社員一人ひとりの自宅のエアコンがそれぞれ稼動することになるので、使用する電気の量も増えているのではないかと思うのです。

なんだか節電からは逆行してますよね。

そんなテレワーク中の節電方法としてオススメなのは、(家族がいる場合)できるだけ1つの部屋で過ごすこと。

最も簡単な節電方法は、家電を使わないこと。

仕事部屋(自分の部屋)にこもって作業したいところですが、家族と同じ部屋で過ごすことで、その部屋だけエアコンを付ければ良くなるので、単純に稼働台数を減らせます。

しかし、特に小さいお子様がいる場合などは、なかなか同じ部屋で仕事をするのは難しいかもしれません。

その場合は、エアコンを付けた近くの部屋で作業し、その部屋の手前に扇風機等を置いてエアコンの冷気を取り込みつつ、半個室状態を作れば、少しは快適になるでしょう。

あともう一つ、パソコン作業の方は、パソコンの側にミニ扇風機を置くのもおすすめです。

パソコンは熱を持ちやすいので、ずっとパソコンの前にいると、それだけで熱く感じるものです。扇風機で熱をこもらせないようにするだけでも、結構違いますよ。

通勤事情とお金の関係

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コロナ禍といえどテレワークなんてできない!という職業でも、時差出勤はあった、という方も多いのではないでしょうか?

しかし、もう最近では、電車の通勤状況は以前とあまり変わらない気がします。

いわゆる通勤ラッシュの時間帯は混んでますし、帰りの時間も大体混む時間帯は変わりません。

ただ「ここは変わったな!」と感じるのが会社の飲み会です。

以前と比べて飲み会自体が減ったのはもちろん、行ったとしても健全な時間に解散することが多くなりました。

コロナ禍で早まった終電時間がそのままだったりする影響もあるのか、2次会に行くような時間には閉まっているお店も(居酒屋やバーなどでも)多くなりました。

これも一種の時短営業でしょうか。

そもそもテレワークなら会社帰りの一杯はありませんし、時差出勤でも退勤時間はバラバラ。マイカーや自転車通勤を始めた人も多いと聞きますが、それこそ帰りに飲んで帰ることができません。だんだん会社絡み(お付き合い)でお金を使う機会は減っていくような気がします。お金的には無駄がなくなるかもしれませんが、ちょっと寂しい気もします。

そういえば、会社帰りに寄り道して買い物することも少なくなりましたね。

消費が落ち込むはずです。

通勤も運動だった?健康維持に使うお金

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私はもともと、あまり運動をするタイプではなかったので、仕事がテレワーク中心になっても日頃の運動量はほぼ変わっていないはずなのですが、それでもコロナ前からは5kgほど太り、なにより悪玉コレステロール値が上がってしまいました。

健康診断の結果を見て愕然としましたが、主な原因は運動不足と言われ、正直、何を今さら?という感じでした。

でも、家と会社の往復だけでも少しは運動になっていたのでしょうね。それがあるのと無いのとでは全く違うことが分かり、それ以来、少しでも散歩するようにしています。

また、悪玉コレステロールに良いとされるエゴマ油(に含まれるオメガ3)を摂ったり、朝ごはんをナッツにしたり、サプリを飲んだり、色々と健康に気を使うようになりました。

コロナも含め、なんせ体調を崩したら、治療にお金がかかるだけでなく、下手すると働けなくなる=稼げなくなるので、やっぱり、身体が資本だと真剣に考えるようになったのも、ここ数年の話です。最近では服よりも健康維持にお金使ってるかもしれません。

テレワークで靴が売れない

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最近、靴を製造している会社の方から意外なことを聞きました。

ハッキリとした原因とはいえないかもしれないが、どうもコロナが出始めた頃から徐々に、そして昨年くらいから極端にビジネスシューズの売上が落ちているというのです。

最初は単純に、この緊急事態だから贅沢品は買い控えが起きているのだろう、くらいに考えていたそうです。

しかし昨年、何度かコロナが落ち着いたタイミングがあっても全然伸びない上に、他のスニーカーなどの靴はそもそもあまり売上が変わっていないことに気が付き、これは何か理由があると考えたそうです。

そして原因として上がったのがテレワークの普及。会社へ出勤することが減れば、もちろんビジネスシューズを履く機会も減ります。

そういえば、テレワークでスーツの売上が下がっているという話もありましたね。

しかも、コロナ関係なく、私服やスニーカーでの出勤がOKな会社もずいぶんと増えてきました。これはダブルで大打撃であると言えるでしょう。 

働き方改革は当事者(会社やその従業員)だけでなく、意外なところにも影響を及ぼしているということが分かります。

まとめ

ここ数年で変化したこと。改めて振り返ってみていかがだったでしょうか?

意図的かどうか、影響の大小は別にして、働き方改革は少しずつ進んでいるような気がします。

そしてこれは、単純に働き方だけが変わるのではなく、そこにまつわる様々なものにも影響を及ぼします。

お金の稼ぎ方や使い方も、これからもどんどん変化していくでしょう。

お金を生み、守るための最大の武器は”先を読む力”です。

わかりやすい改革レベルのものから、本当にちょっとした変化まで、「いつの間にかそうなっていた」となればピンチを招くかもしれません。

しかし、いち早く気づき、さらにその先を予測することができれば、それは大きなチャンスとなります。

そしてこれは、ビジネスにも投資にも共通すること。

まずは気づき、それを逃さず即行動に移せる人だけが、お金を稼ぐチャンスをつかむことができるのです。

この記事を書いた人

クラウリング運営会社 サイバーブリッジ株式会社 櫻井

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