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【2023年8月31更新】平均利回りが高い事業者ランキング10位〜6位 | 不動産クラウドファンディング
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不動産クラウドファンディング完全ガイド
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不動産クラウドファンディングの運用期間とは?ファンドを選ぶヒントになる
不動産クラウドファンディングの運用期間はファンドによって異なり、数か月~10年以上に及ぶファンドもあります。果たして運用期間は投資においてどう影響を与えるのでしょうか。ファンド選びのポイントとなり、投資家にとって重要な項目です。そこで、今回は不動産クラウドファンディングの運用期間に着目し、書かせていただきます。
不動産クラウドファンディングにおける運用期間とは?
不動産クラウドファンディングにおいて運用期間とは「投資家から集めた資金で案件不動産を運用する期間」をいいます。その運用期間中に得た収益は、投資家に分配されます。基本的に運用期間が設定されており、「短期」と「長期」に分けられます。しかし、不動産クラウドファンディング事業者であるi-Bondは運用期間を設定しない無期限運用型です。
事業者は投資家の元本償還の確度向上や想定運用期間を超えての資金償還を極力避けるため、早めに売却先を検討する必要があります。その場合、予定の期間よりも早く運用が終了することがあります。投資の対象物件が想定より早く売却され、ファンド運用が完遂することを早期償還といいます。
運用の目安
不動産クラウドファンディングの運用期間は「短期」と「長期」に分けられますが、定義があるわけではありません。不動産クラウドファンディングのサービス事業者のファンドを基に、今回はあくまで目安として、ご紹介いたします。
- 短期:3ヶ月~1年以内
- 長期:1年~なかには10年以上のものもある
運用期間でファンドを選ぶ際のポイント
流動性
運用期間中のファンドは原則途中解約ができません。運用期間という拘束があるので、すぐに現金化が行えるわけではありません。そのため、流動性は運用期間によって異なります。「短期」であれば、3ヶ月~1年以内なので、比較的流動性があります。しかし、「長期」となると1年以上となるため、その期間お金が動かないとなると流動性が低くなります。
中にはCOZUCHIのように途中解約が可能な事業者もありますが、手数料などが発生する場合がほとんどです。
リスク許容度
リスク許容度とは、どのぐらいまでの損失であれば受け入れることができるかの度合いのことです。例えば、100万円の損失が出てしまった場合、生活はできますか?ライフスタイルが異なるため、人によってこのリスク許容度はことなります。あまりリスクを取りたくない方や投資できる時間(人生において)が短く、損失のカバーがしにくい方であれば、短期間の運用ファンドを選択がおすすめです。一方リスクを負っても高いリターンを得たい方や損失をカバーできるようであれば長期のファンドの選択がよいでしょう。
「短期」、「長期」それぞれのメリット・デメリットは後述させていただきます。
投資資金の用途
投資資金の用途によって、選択すべき運用期間が異なります。例えば、近い将来で車や住宅を購入するために大きなお金が必要になる場合には「短期」のファンドを選択した方が良いですね。
逆に老後資金を作りたい方はじっくり資産形成ができる「長期」ファンドを選択し、高い収益を得る方が適しています。このように、投資資金をどのように使うのかによって運用期間を考えることもおすすめです。
運用期間が「短期」のファンド

不動産クラウドファンディングにおける「短期」運用ファンドは、目安として3ヶ月~1年以内のものです。
メリット
不動産クラウドファンディングで運用期間が短いファンドを選ぶメリットとして挙げられることは以下の2つです。
- 投資リスクを抑えられる
- 投資先を変えやすい
運用期間が短いと、運用中の経済状況などの影響を受けにくいと考えられるため、リスクを抑えやすくなります。経済状況などは特に、いつ起こるか予測しにくいものです。それを考えても、運用期間が短い方が想定外の事態が運用中に起こるといったことが少なくなります。なお、リスクを持ち越さないという面もメリットといえるでしょう。
また、期間が短いことで投資先を変えやすくなります。クラウリングでも日々、新しいファンドや事業者が増えています。それだけ魅力的なファンドが多くなってきているということです。先ほどもお伝えしましたが、原則途中解約ができないため、投資先を変えるとなると新たに資金が必要になります。簡単に行えることでもないですし、せっかく見つけた良案件を逃すことにもなります。ですが「短期」のファンドを選択した場合には、運用期間が短いため、投資先の変更もしやすくなります。
デメリット
- 手間がかかり、投資効率が悪くなることがある
ファンドの運用が終了し、別のファンドに再投資をする場合、あらためて探し、申し込みをしなければなりません。短期間であれば、その回数が多くなるということです。どんどん新しいファンドに投資をしたい方は問題ないとおもいますが、なるべく手間をかけたくない方には不向きです。また、ファンドが増えてきているとはいえ、運用終了後にすぐ次の投資先が見つかるとは限りません。思うように投資活動が進まないことを考えると投資効率が悪くなることも否定できません。
短期運用のファンドが多い事業者

運用期間が「長期」のファンド

不動産クラウドファンディングにおける「長期」運用ファンドは、目安として1年以上のものです。
メリット
不動産クラウドファンディングで運用期間が長いファンドを選ぶメリットとして挙げられることは以下の2つです。
- 長期的な収入が期待できる
- 再投資の手間がかからない
想定利回りや投資金額が同じで、運用期間が短いものと長いものがあった場合、わかる通り運用期間が長い方が収益は増えると期待できます。何らかのトラブルが発生しない限り、安定した収入を確保することができます。高いリターンを期待する方は、「長期」運用のファンドを選択するのがいいでしょう。また、期間が長いため、短期投資と違い、再投資を繰りかえすなどといった手間がかかりません。ほとんどほったらかしで良い不動産クラウドファンディングでの長期運用は、より手間が少なくなります。
デメリット
- 市場の影響を受けやすい
- 資金の拘束が長い
運用期間が長くなるほど、将来的な経済状況を把握することが難しくなります。つまり、不確実性が高まるということです。それにより、運用が思うようにいかず、結果として想定利回りを下回ることも考えられます。そして、なにより資金の拘束時間が長いことが挙げられます。不動産クラウドファンディングでは原則途中解約ができません。そのため、期間が長ければ長いほど、資金の拘束が長くなり流動性が悪くなります。ライフプランを考えた上で、長い目で見て投資をする必要があります。
長期運用のファンドが多い事業者

まとめ
運用期間は不動産クラウドファンディングのファンドを選ぶ際の重要なポイントです。短期間、長期間それぞれメリット・デメリットがあります。リスク許容度や投資資金の使い道、ライフプランによって判断基準は変わってくるはずです。自身に合ったファンドを選択し、より効果的な投資運用を行っていきたいですね。
クラウリングではファンドの運用期間はもちろん、事業者の平均運用期間も一目で確認ができます。また、運用期間の「短期」・「長期」で絞ることも可能です。ファンドや事業者選びの参考に、活用してみてください。

この記事を書いた人
クラウリング運営会社 サイバーブリッジ株式会社 黒木
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