不動産クラウドファンディング

2023年8月版-ファンド数が多い不動産クラウドファンディングランキングTOP10

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不動産クラウドファンディング事業者でファンド数が多い事業者をランキング形式で紹介します。

クラウリングでは、不動産特定共同事業者の事業者ならびにファンドを多数掲載しています。

今回は、ファンド数が多い事業者ランキングTOP10を紹介していきます。

これまで募集したファンド数が多い事業者をランキング形式で掲載していくプロジェクトになりますので、ぜひ楽しく最後まで読んでみて下さいね。

ファンド数が多い不動産クラウドファンディング事業者の特徴とは?

ファンド数が多い不動産クラウドファンディング事業者は投資からの信頼も厚い

ランキングに入る前に「ファンド数が多い不動産クラウドファンディング事業者の特徴」について解説します。

ファンド数が多い事業者は不動産特定共同事業に精通している可能性が高い

ファンド数が多い事業者とは、長期間に渡って不動産特定共同事業を行っている事業者になります。

つまり、それだけ多くの成功体験と失敗体験があるため事業に精通していて、それらをノウハウとして蓄積している事業者であるということになります。

ファンド数が多い事業者は投資家からの信頼が厚い

ファンド数が多い事業者ということは、その数だけ、募集と運用を繰り返していることになります。

つまり、それだけ投資家が出資しているということです。

投資家からの信頼がなければ、多くのファンドを作ることはできません。

ファンド数が多い事業者は、それだけ投資家からの信頼が厚いと判断して問題なさそうです。

ファンド数が多い不動産クラウドファンディング事業者ランキング

ファンド数が多い事業者ランキングTOP10

2023年8月25日現在のファンド数が多い事業者をランキング形式で紹介します。

このランキングは、クラウリングに掲載されている事業者のプロジェクトを基に、当社独自の調査によって作成しています。

第10位:わかちあいファンド(50プロジェクト)

京都府界隈を中心に、区分マンション、収益アパートなどのプロジェクトを組んでいます。

最近では、軽井沢や岡山などで積極的にリゾート開発を進めていて、プロジェクトの規模感も着々と大きくしていきました。

また、出資構造の変化にも注目で、従来の「優先・劣後」の出資構造に加えて、最近では、「借入・優先・劣後」の借入併用型のプロジェクトもよく見るようになりました。

  • プロジェクト数:50
  • 平均利回り:5.52%
  • 平均運用期間:12.9ヶ月
  • 電子取引あり
  • 匿名組合型
  • 運営企業:日本プロパティシステムズ株式会社

わかちあいファンドの公式サイトはこちら(→)

第9位:みんなの年金(60プロジェクト)

『みんなの年金』は公的年金とは違った新しい”当たり前”になるプラットフォームを目指して作られたサービスです。

低リスク、低コスト、低労力で資産運用を始められます。

公的年金を意識して作られたサービスのため、インカム型のプロジェクトの配当は2ヶ月に一回です。

さらに、全てのプロジェクトで予定年分配率は8.0%と高利回りを維持しています。

これは、国内ファンドでは最高水準の数値です。

リスク面についても様々な対策が講じられています。

優先劣後構造では、10%〜30%の劣後出資を採用していて、リスク対策が手厚いことが分かります。

また、信託銀行と契約をしていて、投資配当などについては一旦信託銀行に振り込まれます。

信託銀行に保管されている資金は信託財産になりますので、万が一、事業者の財産が差し押さえられたとしても、信託銀行の資金は保全される仕組みになっています。

  • プロジェクト数:60
  • 平均利回り:8%
  • 平均運用期間:11.1ヶ月
  • 電子取引あり
  • 匿名組合型
  • 運営企業:株式会社ネクサスエージェント

みんなの年金の公式サイトはこちら(→)

第8位:利回りくん(60プロジェクト)

利回りくんは、社会貢献性・地方創生・誰かの夢に対して”応援”して利回りも貰えるという新しい形の不動産クラウドファンディングのプラットフォームです。

例えば、堀江貴文氏が出資するロケットベンチャーへの投資案件などを実施プロジェクトで実施していて、銀行が手を出しづらい領域に対しても、民間や個人投資家の力で夢を実現していくためのプラットフォームとして根強い人気があります。

このプラットフォームは株式会社シーラが運営しており、グループ企業の株式会社シーラテクノロジーズは、2023年3月31日、米国ナスダック市場に日本の不動産会社として初めて上場しました。

サービスでは、劣後出資の導入や、10,000円から不動産への投資が可能です。

また、楽天ポイントとの連携ができ、ログインをしてポイントを貯めることができるといったユニークな仕組みが他社との差別化にもなっています。

  • プロジェクト数:60
  • 平均利回り:4.32%
  • 平均運用期間:32.4ヶ月
  • 電子取引あり
  • 匿名組合型/任意組合型
  • 運営企業:株式会社シーラ

利回りくんの公式サイトはこちら(→)

第7位:RIMPLE(63プロジェクト)

RIMPLEは、東証プライム市場に上場している、プロパティーエージェント株式会社が運営する、不動産投資型クラウドファンディングサービスです。

一口1万円の少額から投資でき「リアルエステートコイン」というコインを使い1コイン=1円として使用することができます。

「リアルエステートコイン」は、クレディセゾンの永久不滅ポイント、ハピタスモッピーのポイントか交換することができます。

東証プライム市場に上場している企業が運営しているサービスですので、取り扱う不動産は資産性の高いものばかりです。

過去に不動産クラウドファンディングで組成されたプロジェクトは、全て東京23区内の不動産です。

さらに、同サービスでは投資家の優先出資を70%、事業者の劣後出資を30%の割合で優先劣後方式を採用しています。

したがって運用損失が発生したとしても30%までなら、投資家の資金を守ることができるように万全のリスク対策が取られています。

  • プロジェクト数:63
  • 平均利回り:3.49%
  • 平均運用期間:5.9ヶ月
  • 匿名組合型
  • 電子取引あり
  • 運営企業:プロパティエージェント株式会社

RIMPLEの公式サイトは(こちら→)

第6位:みんなで大家さん(63プロジェクト)

「みんなで大家さん」は不動産の安定した賃貸利益を分配する資産運用サービスです。

このサービスは、不動産投資を安心・簡単に体験できるように、一口100万円の商品として不動産を提供しています。

ファンド組成数ランキングでは6位に位置している「みんなで大家さん」ですが、累計募集金額では、2位の「COZUCHI」と比べて、約270億円という圧倒的な差をつけています。

「みんなで大家さん」のサービス特徴は、大きく6つにまとめることができます。

  1. 年6.0〜7.0%の想定利回り
  2. 申込手数料無料
  3. 年6回の分配
  4. 100万円単位の出資
  5. 運用期間は3年〜5年
  6. 譲渡により換金可能

また、優先劣後構造の仕組みも80%と20%の割合で取り入れていて、20%の劣後出資は事業者側で行います。

ただ、「みんなで大家さん」は電子取引業務を行なっておらず面前取引のみの取り扱いになります。

一口100万円から出資できるサービスなので、投資家と多角的にコミュニケーションを取っているようです。Web・対面での個別面談の実施、商品・サービス説明会が定期的に開催されています。

こうした努力が功を奏し”良質な投資家”を数多く抱えていている状態を維持できているのです。

  • プロジェクト数:63
  • 平均利回り:6.74%
  • 平均運用期間:44.2ヶ月
  • 匿名組合型
  • 面前取引
  • 運営企業:みんなで大家さん販売株式会社

みんなで大家さんの公式サイトは(こちら→)

第5位:大家ドットコム(72プロジェクト)

「大家どっとこむ」は株式会社グローベルスが運営している不動産投資型クラウドファンディングサービスです。

首都圏の中古マンションを中心に開発型のファンドを数多く手掛けています。

また、自社のプラットフォーム力を活かして2号事業(契約締結の代理・媒介)にもチャレンジにしたりと、クラウドファンディング業務にも積極的です。

このサービスでは、1万円から不動産投資を始めることができます。

有形資産である不動産の処分価値が担保されることにより、元本割れリスクは少ないとされています。

また、緊急的に資金化に応えるべく「持分買取制度」を設けています。

この制度は、投資家にとっての資金流動性が高まるという意味ではメリットが大きいです。

本案件の運用開始後に、緊急的に資金化を求める投資家様に応えるべく持分買取制度を設けております。その際の手数料を無料としております。 持分買取制度は、投資家様の緊急的な資金化に対応するための制度となりますので、元本保証とは異なります。買取時の金額は投資金額を基本としつつ持分買取申請時の公正な価格での買取となります。※大家どっとこむ登録口座がGMOあおぞらネット銀行以外の方は振込手数料のご負担をお願いしております。但し、持分買取の対象口数は申込金額の全額とさせていただきます(例:10万円申込、運用中の場合10万円の買取請求は可能、5万円の買取請求は不可)

大家ドットコム世田谷区中古アパート#67(二次募集)より抜粋
  • プロジェクト数:72
  • 平均利回り:4.64%
  • 平均運用期間:10.0ヶ月
  • 匿名組合型
  • 電子取引あり
  • 運営企業:株式会社グローベルス

大家ドットコムの公式サイトは(こちら→)

第4位:COZUCHI(78プロジェクト)

不動産クラウドファンディングのCOZUCHIは、現在最も勢いのある不動産クラウドファンディング事業者の一つです。

直近では、京都のANAクラウンプラザホテルの再開発案件、募集総額72億円が約2時間で完売したことが大きな話題となりました。

それ以降も10億円規模のプロジェクトを繰り返し組成していて、不動産の仕入れ力が光っています。

匿名組合型の事業者としてスタートしましたが、最近のプロジェクトでは、任意組合型のプロジェクトも始まり、今後も大きく拡大していくことは間違いなさそうです。

また、出資構造は、優先劣後構造だけでなく、金融機関の借入併用型の構造も可能になりました。

借入併用型を取り入れることで、レバレッジ効果が期待でき事業収益構造が改善されます。

  • プロジェクト数:78
  • 平均利回り:7.86%
  • 平均運用期間:14.1ヶ月
  • 匿名組合型/任意組合型
  • 電子取引あり
  • 運営企業:LAETOLI株式会社

COZUCHIの公式サイトはこちら(→)

第3位:TSON FUNDING(88プロジェクト)

TSON FUNDINGはTOKYO PRO Marketに上場する、株式会社TSONが運営しています。

大きく3つの事業に分類され、投資家の様々なニーズを網羅する形で構成されています。

森林再生シリーズは、主に分譲住宅に共同出資するサービスです。想定される利回りは5.8%前後で構成され、運用期間は6か月~1年のキャピタル型のファンドです。

SMART FUNDシリーズでは、1棟の賃貸住宅に共同出資するサービスです。想定される利回りは5.5%前後で構成され、運用期間は1年~3年のインカム重視型のファンドです。一口50万円から始められます。

SMART FUND SONAEシリーズは、株式会社TSONが任意組合の唯一の業務執行組合員を務める任意組合型の事業です。

契約は書面契約のみで一口100万円から投資できます。想定運用期間は3年と任意組合型としては短めの設定です。

利回りは6.0%以上のプロジェクトが多く、任意組合型としては高めの設定です。

恐らく、建物の底地は借地であることと、ビッグ太陽光発電を搭載して再生エネルギを活用(売電)していることも利回りに好影響を与えていると考えられます。

  • プロジェクト数:88
  • 平均利回り:6.05%
  • 平均運用期間:12.0ヶ月
  • 匿名組合型/任意組合型
  • 電子取引/面前取引
  • 運営企業:株式会社TSON

TSON FUNDINGの公式サイトは(→こちら)

第2位:creal(95プロジェクト)

creal(クリアル)は、匿名組合型の不動産クラウドファンディングでは、現在、最も勢いのある事業者だと言っても過言ではありません。

サービスの特徴は、圧倒的なファンド組成のスピード感と投資経験の浅いライト層にも優しく分かりやすいビジネスモデルです。

シンプルだけれども洗練されたクリアルのプラットフォームは、不動産投資を通じて資産運用の裾野を広げることに大きく貢献したと言えます。

また、保育園や学校など社会貢献度の高いファンドが豊富にあり、ESGをしっかり意識した事業になっています。

  1. 一口1万円から投資できる
  2. マスタリースによる空室対策
  3. 信託銀行を活用した分別管理
  4. 不正送金の防止

様々な取り組みにより、投資家への配慮がされているプロジェクトは、平均利回り4.41%と同業他社と比較して決して高くないにも関わらず、大きな価値を提供していることが証明されています。

現在は不動産特定共同事業の3号事業、4号事業の事業許可取得に向けて最終調整中とのこと。

今後はSPCの仕組みを活用したファンドも出てくることが予想され、より盤石な体制を築いていくと思われます。

  • プロジェクト数:95
  • 平均利回り:4.41%
  • 平均運用期間:17.1ヶ月
  • 匿名組合型
  • 電子取引
  • 運営企業:クリアル株式会社

クリアルの公式サイトは(こちら→)

第1位:FANTAS funding(207プロジェクト)

栄えある第1位は、東京都渋谷区にあるFANTAS technology株式会社が運営するFANTAS fundingです。

こちらもファンドの組成スピードが非常に早いのが特徴で投資家を飽きさせませんね。

ここのサービスは同時に3つ以上のプロジェクトを募集することも珍しくありません。

FANTAS checkは不動産の所有者からの「適正価格ですぐに売りたい」というニーズから生まれたAI(人工知能)による独自の自動査定サービスを活用しています。

「AIによる自動査定」×「不動産クラウドファンディング」の仕組みを活用して、他社の追随を許さない圧倒的なスピード感でプロジェクトを生み出しています。

都心の区分マンションが中心で「仕入→売却」のビジネスモデルを継承していてキャピタルゲイン型のプロジェクトが中心です。

一つ一つのプロジェクト規模は大きくありません。

それでも圧倒的なスピード感と組成数は大きな魅力です。

  • プロジェクト数:207
  • 平均利回り:4.97%
  • 平均運用期間:6.2ヶ月
  • 匿名組合型
  • 電子取引
  • 運営企業:FANTAS technology株式会社

FANTAS fundingの公式サイトはこちら(→)

魅力的な事業者はたくさんあります

今回は上位10社のみを紹介していますが、他にもたくさんの事業者があります。

ぜひ、クラウリングのファンド一覧ページサービス事業者比較ページもご確認下さい。

この記事を書いた人

クラウリング運営会社 サイバーブリッジ株式会社

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