ふるさと納税を分かりやすく解説 | かしこく納税しよう!
不動産クラウドファンディングの比較サイト-クラウリングです。
ふるさと納税の季節がやってきましたね。
ふるさと納税はもうしましたか?
10月も中旬になると、やけに涼しかったりして冬の訪れが近づいているのを感じてしまいます。
そんな年末に向けて動き出すこの時期に、忘れてはならないお金のスケジュールがふるさと納税です。
今回は、誰もが興味を持つふるさと納税について分かりやすく解説していきます。
ふるさと納税ってみんなやってるの?

私の知り合いが、ふるさと納税の返礼品を登録するようなお仕事もされているので、ふるさと納税の事情に関しては、いろいろと聞かせていただいています。
なので人よりは事情通なのかもしれません。
ふるさと納税の利用者は案外少ない
ふるさと納税関係者からすると、ふるなびさんやさとふるさんのようなポータルサイトがCMなどで露出しているため、おなじみとなっていますが、実際にふるさと納税をしたことがない人は、多くいるようです。
ふるさと納税主要16サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド(https://furu-sato.com/)」の調査によると、ふるさと納税の利用率は日本全体では12.45%(2022年8月発表)のようで、8割以上の人が利用したことがない(もしくはその年には利用しなかった)ことが分かります。
意外に感じたかもしれませんね。
まだまだ、利用者拡大の余地があるのがふるさと納税の現状なのです。
納税に関心を持つきっかけになる
給与所得が中心の人であれば、控除から納税まで全て勤務先の企業が対応してくれるケースがほとんどだと思います。
なので、直接納税をする機会がないと思います。
そして、直接納税をする機会がなければ、税金への関心も薄くなるのは、ある意味致し方ない部分ではあります。
これから、不動産クラウドファンディングをきっかけに投資や資産運用の世界に入るであろう人は、税金が身近な存在になってくると思います。
これまで、ふるさと納税のことを詳しく調査していない人は、様々な機会を逃していると思います。
- お金について学ぶ機会
- 税金のついて学ぶ機会
- ふるさと納税で賢く納税する機会
すべての人が得するとは限りませんが、ある程度の収入のある人なら、一度ポータルサイトを訪れてみましょう。
どうせ払うことになる税金です。
少しでも関心を持って楽しく支払いを済ませたいですね。
ふるさと納税をするにはどうしたらいい?

ふるさと納税に少しでも興味がある方は、まずは、ふるさとチョイス、ふるなび、さとふる等のポータルサイトで控除額のシミュレーションをしましょう。
控除の上限額を調べることからスタート
シミュレーションでは「上限額」を調べます。
ふるさと納税で受けられる控除には上限があります。
納税者の家族構成や年収、他に受けている税金控除の金額によって決定します。
シミュレーションをすることによって、その上限額の目安を算出することが可能です。
ただし、上限額を超えた寄附をしても控除対象にはならないので注意が必要です。
翌年の税金から控除される
ふるさと納税では、上限額までの寄附によって実質2,000円の負担で様々な返礼品を受け取ることができます。
そして、その翌年に払う住民税・所得税から、寄附した金額に応じた額が税金から控除されます。
このあたりの詳しい計算方法については、ここでは割愛させていただきます。
各ポータルサイトで解説されているので、ぜひチェックしてみて下さい。
ふるさと納税で返礼品を選ぶ

上限額が算出できたら、いよいよ返礼品を選びましょう!
ここが一番楽しいところです。
ふるさと納税といえば、お肉やカニ、お米、果物をイメージする人も多いと思います。
ですが、最近ではジャンルを問わず、様々な返礼品が紹介されています。
バッグや靴といった工業製品、工芸品から、フライパンや洗剤といった日用品。電動自転車やテレビ、トースターなど電化製品も増えてきています。
当然、商品の額が上がれば寄附金額も高くなりますが。。。
ちなみに、ふるさと納税の返礼品は寄付額の30%以内の仕入れ値と決まってます。
- 贅沢に美味しいものをもらうのか?
- 実用的な消耗品をもらうのか?
- 欲しかった家電をふるさと納税で手に入れるのか?
インターネットショッピングを楽しむ感覚で納税ができてしまいます。
ふるさと納税の注意点
ここで忘れてほしくないふるさと納税の注意点を紹介します、
ふるさと納税はあくまでも「寄附」になります。
先ほど『インターネットショッピングを楽しむ感覚』とお伝えしました。
しかし、実際には、寄附に対するお礼として様々な返礼品をもらえるもので、インターネットネットショッピングではありません。
基本的には返品や交換はできませんし納期の指定もできません。
ですので、「いつまでにこの商品やアイテムが欲しい!」と期日が決まっているものをふるさと納税でもらおうとするのは控えましょう。
納税先の地域を知るきっかけにしよう
ふるさと納税では、特定の自治体に自分の税金を払うことになります。
何かの縁があって、その自治体に納税するわけですから、この機会にぜひ、寄附をした自治体のこと、特産品や地域の取り組み、地理的なことを学ぶ機会にして下さい。
あなたが納める税金が、どのようなことに使われるのかを知るいい機会になります。
これこそが、ふるさと納税の魅力なのではないでしょうか。
ふるさと納税の裏事情

ここで、ふるさと納税について、さらに興味を持っていただければと思い、裏事情をご紹介しましょう。
冒頭にお伝えした通り、私の知り合いがふるさと納税関連の仕事をしているので、運営サイドのお話も少しだけご紹介します。
もちろん、許可をいただき、言える範囲でご紹介します。
返礼品の地場産品に対する基準が厳しくなっている
最近は返礼品として出せる「地場産品」の基準が非常に厳しくなっています。
例えば漬物の場合は、漬けたのはその自治体でも、使っている野菜の産地が別自治体だったらアウトのようです。
電化製品などでも、工場がその自治体にあっても、そこで製造している割合が50%以上でないとアウトです。
具体的には、テレビの一部の部品をそこで作っているが、あとは中国製とかでは駄目みたいです。
実際に、基準が厳格化されいて、これまで掲載できていた返礼品が取り下げられる事態にもなっているようですね。
価格(納税額)の高騰
電化製品に関しては、半導体不足による品切れであったり、食品に関しては原材料の値上げなどにより商品代見直しが相次いでいるようです。
ふるさと納税は売り物ではないので、値上げを予告することは基本的にありません。
それでも、今の世の中の流れを見ていたら、なんとなく、値上げしそうなものが見えてくるような気がしますね。
もしあなたが、狙っている返礼品があるのなら、早めに申し込んだ方がいいかもしれません。
ふるさと納税にもインフレの波が押し寄せているのです。
最後に
ふるさと納税は、これからが繁忙期を迎えることになります。
年末になればなるほど、品切れや納期遅れが発生しやすくなるので、確実に年内にお礼の品が欲しい人は早め(11月まで)に寄附するようにしてください。
そして、もしも希望の納期にならなかったとしても、あくまでも「寄附のお礼の品」であることを忘れず、どうか怒らないでください。
どの自治体さんも、事業者さんも、お客様と変わらない丁寧な対応をしてくれていますが、通販ではないということを予め理解しておきましょう。
寄附した人も、された自治体も、返礼品を出した事業者も、みんなが喜ぶ制度なのが、ふるさと納税です。
お金のことや税金のことを身近に知るきっかけにもなりますし、様々なメリットがあるのがふるさと納税です。
最後になりますが、ふるさと納税の期日について紹介します。
- ふるさと納税自体に期限はなく年間を通していつでも可能
- 税金控除の対象期間は1月1日~12月31日
- 年内に寄付金のお支払いを完了させると、翌年の税金控除の対象となる
- 決済方法によって受領日が変わるので要注意
ぜひ年内お早めに検討して有効活用してみてください。

この記事を書いた人
クラウリング運営会社 サイバーブリッジ株式会社 櫻井
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