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資産運用とは | これから投資を始める方必見の手引書
不動産クラウドファンディングの比較サイト-クラウリングです。
これから資産運用を始める方も、既に資産運用を始めている方にとっても重要なことは、常に情報を収集し資産運用に関する学習を積み重ねるということです。
資産運用と金融・経済・政治などを含めた世の中の状況と密接に関係しているため、多角的な情報収集が求められます。
私たちは「できるだけ早くお金を貯めたい」と考えますが、その手段と目的をあなたのライフサイクルに応じて明確にしておかなければなりません。
資産運用の商品の特徴とメリット・デメリット
そもそも「資産運用とは何か」という問いに対して、あなたはきちんと答えられますか。
私は資産運用を以下のように定義しています。
資産運用とは、自分自身が持っている現預金を有効活用することで効率よく運用し増やしていくこと
これが資産運用の定義です。『効率よく』というのがポイントで、様々なサービスや資産運用商品に投資しなければなりません。では、そのような商品とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
手軽に始められる資産運用の株式投資
資産運用の代表的なものとしては『株式投資』があります。多くの人が一度や二度は経験のある投資で、これから資産運用を始めようと考えている方も、株式投資は選択肢の一つに入っていると思います。
株式投資の特徴は、少額の資金から自分の好きな企業に対して投資できるという点です。国内の株式市場は、東京証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所の4つがあり、東京証券取引所は東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQの4つの市場区分に分かれています。
株式投資のメリットは、手軽に投資できるという点において群を抜いています。
私も経験がありますが、かつては、株式投資を始めるには「証券会社の口座開設に様々な書類を作成して郵送し返送を待つ」ような時代でしたので、今と比べると決して手軽な投資とは言えない時代でした。ただ、現在は高速ブロードバンド回線も普及し、スマホも一人一台所有する時代です。手続きに関しても1-2日で完結でき、本当に手軽に株式投資ができる時代になりました。
金融とITが上手く融合することで、資産運用に興味を持たれる方はこれからもさらに増えていくのではないかと考えています。
資産運用において投資家が商品に求めることの一つに『流動性』があります。『流動性』とは、資産運用商品を現金化できるスピードのことです。株式投資の場合は、原則平日の9時~15時の時間帯に商いが行われています。その時間内であれば、投資家は自由に売り買いをすることができるのです。
資産状況を把握するのもとても簡単です。株式投資における資産価値は『株価×保有数』ですので、時価としてそのまま評価できます。
好きな時に始められて、好きな時に止められる。そして資金の流動性も高い。この点が株式投資の最大のメリットです。
もちろん、株式投資にもデメリットは存在します。
多くの人がデメリットと感じている点は『変動相場』です。株価は様々な要素が複雑に絡み合って成立しますが、基本的には投資家の”売りたい”と”買いたい”が価格に反映されるわけです。”とある価格”で買いたい人がいて、”とある価格”で売りたい人がいればそれが相場として形成されます。
多くの投資家は、短期的に株価が上がったり下がったりすることに対して、高揚感を覚え、恐怖心を感じるようで、この点をデメリットと捉える人が非常に多いと聞きます。「儲かる可能性もあるのは分かるけど、損する可能性もあるんでしょ?損する可能性があるならやらない」このような会話をしたことはないでしょうか。
日本人の多くは資産運用で損を出すことを極端に嫌う国民です。宝くじやパチンコ、公営ギャンブルのような胴元が必ず儲かるようなものにはお金をつぎ込みますが、資産運用による損失に対してはとても敏感になるのです。
確かに、短期的な取引はリスクが伴うことは否定しません。相場には波がありますので、タイミングによっては、”落ち目”の時もあるからです。資産運用も基本は長期的な運用です。その過程でリバランスはあって然るべきですが、長期的な視点で考えていくのが望ましいのです。
投資信託やETFで分散投資
資産運用を始めたいが投資経験や知識が浅く何から始めたらいいのか分からない」投資信託やETF(上場投資信託)を購入するという選択肢があります。
投資信託の言葉を分解すると『投資を信じて託す』ということになります。投資信託会社のファンドマネージャーが組成したファンド商品に対して、投資家はお金を出し代わりに運用するのが投資信託です。
ETF(Exchange Traded Fund)は上場投資信託のことです。TOPIXや日経平均株価、日経300、S&Pなど様々な商品が公開されています。ETFの場合は投資信託そのものが公開されているので、株式投資同様、証券会社に口座を開設することでどなたでも投資をすることができます。
投資信託のメリットは、プロのファンドマネージャーが組んだポートフォリオにそのまま投資することができるという点になります。
組成されたファンドの中身については、それぞれ特徴がありますが、リスクとリターンの度合いによっていくつもの商品が用意されています。
資産運用をこれから始めたいが「何に投資していいのか分からない」という方は選択肢の一つに入れておきましょう。
投資信託のメリットは自動的に複利での運用ができる点です。
つまり、組み入れ銘柄の配当金や利息が自動的に元金に組み込まれ運用されるため、運用効率が格段に向上します。
『72の法則』による計算でお分かりいただけますが、単利(配当や利息が分配される運用方式)と複利では長期的な視点で判断した場合に運情成果に大きな違いが生まれてきます。
投資信託にもデメリットはあります。
「プロが運用するから、安心して多くの利益を出せる」と考えているあなた、それは少し安易な考え方だと思います。
プロが運用するということはどういうことでしょうか?また、商品を販売する営業マンがいるということはどういうことなのか?を一度考えてみて下さい。
恐らく『手数料』の問題が抜けているのだと思います。
投資信託にかかる手数料は『販売手数料』『信託報酬』『信託財産留保額』の3つの手数料がかかります。それぞれ、申込金の0~3%、保有金額の0.1%~3%(年間)、解約時の基準価格の0%~0.5%程度が相場だと言われています。中には、購入時に手数料のかからない『ノーロード投信』と呼ばれる商品もありますが、『信託報酬』『信託財産留保額』とのバランスを見て判断する必要があります。
投資信託については、この手数料が割と高額なので敬遠する方も多いようです。資産運用で得た利益には約20%の源泉所得税がかかるうえに、上記のような手数料が引かれるのということは、実質的な運用利回りに直結するわけですから慎重に判断するべきです。
ETFの場合はどうでしょうか。
ETFのメリットは、ファンドそのものが証券取引所に上場しているETFも投資信託と同じような特徴があります。株式投資と同じですが、証券口座を開設していればいつでも自由にETF銘柄に投資することができます。
ETFは上場銘柄ですので、常に相場が変動しますが、個別の株式と比べるとそこまで動きが激しくはありません。ですので、自由に売買できるとはいえ、中長期的に保有することを前提に考え、毎月一定額を購入するような積立方式で投資してもよいでしょう。
また、投資信託と比較して運用コストが安いという点も大きなメリットです。投資信託と同様、購入時、売却時に売買手数料、保有時に運用管理手数料、配当や分配金には税金(20.315%)がかかりますが、投資信託と比較して安いのが特徴です。
一方でETFにもデメリットはあります。ETFには上場株式としての『市場価格』と投資信託としての『基準価格』がありますが、市場の需給で価格が決まる以上は、基準価格を下回る可能性も十分考えられるということを念頭に置かなければなりません。
また、ETFの購入は取引所で購入することになりますので、自動積立や自動的な分配金の再投資ができないという点に注意が必要です。
多少の手間がかかるのがETFのデメリットではありますが、最近は各証券会社のサービスとしてのインフラが充実しています。
投資や売却に関してもスマホ一台で簡単に出来てしまいますので、スマホやパソコンの操作に抵抗がないような方であれば、手間だと感じることはまずないでしょう。
現物資産を運用する不動産投資
資産運用の中での不動産投資の立ち位置について考えていきます。
不動産投資は、これまでお伝えしてきた金融商品とは一線を画す資産運用方法です。
これまでお伝えしてきたような金融商品の場合は、投資資金は自己資金になりますが、不動産投資では原則的に金融機関の融資を活用します。これにより、資金効率性が高まり、自己資金の数倍~十倍程度といったレバレッジを効かせた資産運用が可能になるのです。
これは、不動産そのもの価値が他の金融商品と比べて安定しているという意味で担保性が強いという考え方に基づいているためです。
不動産投資のメリットは、他の資産運用とは異なり現物資産に投資するという点です。
現物資産であることはインフレリスクに対応していること、担保性が高いという点が挙げられます。
預金をはじめとする金融資産は、物価上昇により相対的な価値減少につながる場合がありますが、不動産投資の場合は、物価上昇に伴って賃料の上昇、不動産そのものの評価額上昇につながるケースがほとんどです。
不動産投資は物価上昇に対するリスクヘッジができる商品なのです。
不動産投資のデメリットは、リスクが多岐に渡る点です。リスクには様々な形がありますが『借入』『空室』などの利回りに直接かかわるようなリスクに加えて、『管理』『災害』『近隣』など間接的なリスクや精神的なリスクがあります。
金融機関の借り入れを行い不動産を購入する以上『手軽さ』という点で他の投資よりも劣ります。
自分自身ではコントロールできないようなリスクに対して、どのように対処するか。不動産投資とは賃貸大家業と呼ばれる事業になりますので、経営者としての能力も求められるのです。
”いい物件”を購入したからと言って、全てを管理会社に丸投げするような方法で上手くいくほど甘いものではありません。
J-REITで不動産投資信託に投資する
資産運用を始めるにあたり人気の高い不動産投資ですが、金融機関の借り入れなど含めて『手軽さ』という点では他の金融商品には劣ります。
『手軽さ』×『不動産』という意味では、上場不動産投資信託のJ-REITがおすすめです。
基本的な考え方は株式投資やETFと同じです。J-REITはETFの不動産バージョンとお考えいただければ分かりやすいと思います。
オフィスやマンション、物流倉庫や商業施設などに特化したファンドが上場しているため、証券会社に口座さえ開設していれば、J-REITに投資することができます。
市場に公開されている商品になりますので、市場での需要が反映されるのが特徴です。
不動産特定共同事業への出資
他にも不動産投資では、不動産特定共同事業への投資があります。
不動産特定共同事業の不動産小口化商品は、J-REITのような投資信託とは違い、一つの現物不動産に対して複数の投資家が共同で出資することができる資産運用商品です。
商品の組成についても事業者ごとの特徴があり、利回りやリスク対策なども自由に設定することができます。
不動産特定共同事業への出資については、不動産投資にあるような借入リスクを背負いたくない人や事業としてのリスクを軽減したい方にとって最適な資産運用商品です。
資産運用を始めるときの注意点
資産運用を始めるにあたって注意しなければならないことがいくつかあります。
資産運用の勉強をして知識をアップデートする
資産運用では、継続的に知識をアップデートし続けなければなりません。金融商品は、経済や社会、国際情勢にまつわる情報が複雑に絡み合って構成されています。
例えば、株価一つとっても国の要人やアナリスト、企業のCEOの発言一つで大きく変化します。今後の動向や企業の方向性など、あなた自身が投資している分野や企業に関連する情報を収集することが最終的に投資判断につながります。
ポートフォリオを準備する
次にあなたのポートフォリオをどのように構成するか考えます。
ポートフォリオの構成については、あなたの年齢や資産背景、収入状況によって変わってきます。一般的には、年齢が上がるにつれてリスク商品(相場の振れ幅が大きい商品)の割合を下げていくのが望ましいと言われています。
キャピタル型の金融商品からインカム型の金融商品へとシフトしていくことで元金の変動を抑えながら安定的に資産運用をすることができます。
余剰資金で始めること
資産運用を始めるには、資金的に余裕のある状態で始めなければなりません。
余裕のある資金を『余剰資金』といいますが、余剰資金が全くない状態で資産運用を始めても、急な資金が必要になった場合に、運用している資産を取り崩さなければならず、折角の投資がほとんど意味のないものになってしまいます。
ここで考えなければならないのが、どこからが余剰資金でどこまでが当座の生活費なのか、ということです。
この点についていも、年齢、ライフスタイル、収入、家族構成などによりますが、30歳、会社員、独身の方であれば毎月の生活費の3ヶ月分あれば十分だと思います。
資産運用の原理原則は『長期・積立・分散』だと言われています。一度投じた資産は長期的に運用できるように資産運用は余剰資金で行うことを意識しましょう。
難しいことはいりません。まずは始めてみましょう
今回は、資産運用の商品や注意点についてご説明しました。投資先の選択、情報収集、資金の準備など課題は山積です。それに加えて、最初の一歩を踏み出すきっかけが必要になります。
資産運用は決して難しものではありませんが、同じことを繰り返す継続力と忍耐力が必要になります。
そこで、あなたがやるべきはつみたて投資です。まとまったお金を投資しないと意味がない、恥ずかしいと考えがちですが、決してそんなことはありません。銀行にお金を貯金する時と同じです。少額を積み立てる感覚で投資をし続ければいいのです。
これから投資を始めようと考えているあなたも、ぜひつみたて投資に挑戦してみて下さい。

この記事を書いた人
クラウリング運営会社 サイバーブリッジ株式会社 櫻井
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